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【軽井沢バス事故】 高速料金額はいくら?ルート変更との関係は?【イーエスピー】 [事件]

※この記事は、若干古い内容です。
ルート変更について、運転手自身の判断で混雑SAを避けたという可能性が浮上しました:
【軽井沢バス事故】運転手のルート変更の理由は混雑のSA避けるため?

1月15日、長野県軽井沢町の国道18号線付近において、
旅行会社キースツアー社によるスキーツアー参加者を乗せたバスが
ガードレールを乗り越え転落、乗車客14名が亡くなる凄惨な事故となってしまいました。亡くなられたご家族の方は、どのような心境でしょうか..本当に、ご冥福をお祈りいたします。


ルート変更について、これまで様々な憶測が飛び交っていました。
今回は、時間調整や高速料金と、ルート変更との関係性について書きたいと思います。


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ルート変更に関するこれまでの報道



当初キースツアーによれば、
ツアーバスにはルート工程表が作成され、運転手への指示されているとの主張でした。
通常、1週間程前にキースツアー側からイーエスピーへ「手配書」を送り、
ルート通りにバスを運行するという契約になっていたそうです。

今回のケースでいえば、

(出発)東京 原宿
|
(高速入口)群馬県側 松井田妙義IC
|
上信越自動車道
|
(高速出口)長野県側 佐久IC
|
(到着)長野県飯山市 斑尾高原

このようなルートを通ることをキースツアー側は指示していました。
ところが、実際には高速を利用せず、国道18号「碓氷バイパス」を通り、事故が発生してしまいました。

この碓氷バイパスには、約16キロの区間において45カ所ものカーブがあります。
そして、事故が発生したのは区間終了の間際、43カ所目のカーブでした。
本当に、残念でなりません。


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高速料金とルート変更は無関係?


事故が起きた当時の道は、積雪や路面凍結といった、道路のコンディションの変化はなかったそうです。
またルート変更の際には、通常運転手からキースツアー社へと連絡が必要になりますが、それもなかったようです。いわゆる、現場判断でのルート変更ということになります。
当初、ルートを変更した理由として考えられていたのが、「時間調整」と「高速料金」でした。

まず時間調整についてですが、深夜の上信越道はガラガラで、渋滞すること自体非常に稀だそうです。
また碓氷峠は非常に道幅も狭く、危険な道であるため、時間短縮のメリットはありません。

到着予定時刻に合わせるため、わざわざ時間のかかるルートを選んだのか?これについても、実際にはバスが早めに目的地に到着することはよくあることですし、単に休憩地での休憩時間をのばせばいいだけです。

高速料金についてですが、
松井田妙義ICから佐久ICまで上信越道を利用した場合、
・大型車の場合=約1200円〜1600円程度
・特大車の場合=約1900円〜2700円程度
幅があるのは、利用する時間帯によって料金に違いがあるためです。

高速バスの場合、大型車か特大車に該当しますが、大型車の最大人数は30名程度。
事故を起こしたバスは乗客39人と 運転手2人の計41人が乗車していたので、特大車に該当します。ですので、高速利用するべきところを一般道で走った場合、往復の合計で約3800円〜5400円程度の高速料金が浮くことになります。
これを安いととるか、高いととるかは、主観によりますが...1回あたりが大したことがなくとも、10回積み重なればある程度の経費といえるかもしれません。

高速料金は、旅行会社であるキースツアー社が、直接イーエスピー社に払うシステム。そのため、運転手さんが浮いた高速料金を自分の懐に入れるために、国道を選んだ可能性は小さいとか。
それでは、イーエスピーの管理者側が、会社の経費を浮かせるために、運転手に対してルート変更を指示した可能性は?これについては、現状まだなにも続報は出ていないようです。

不可解なルート変更ですが...
二名の運転手の方も、すでに事故で帰らぬ人となっています。
なぜルートを変更したのか。イーエスピーの管理実態もふくめ、今後の管理責任を明確にすることが最優先のようです。


不適切な運行指示書


運行管理者であるバス会社の「イーエスピー」は、各バスの運転手に対し、
「運行指示書」によって経路を明確に指示する責任があります。
ところが、今回の国土交通省の特別監査により、イーエスピーが作成した運行指示書には、こうした経路が記載されていませんでした。

また、本来運行終了時に作成されるべき「終業点呼簿」も、事前に作成されており、実施済みの印鑑が押されていたとか。
これらの事実は道路運送法違反にあたり、ずさんな運行管理と、ルート変更が常態化していた可能性があります。

まとめ


いかに格安料金といえど、少なくとも命の保証だけは、なににも優先で運行していただきたいです。
今後の業務改善と、さらなる実態調査がのぞまれます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


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