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なでしこジャパンが弱い原因とは?澤の不在ではない3つの理由 [スポーツ]

リオ五輪が絶望的となってしまった
今期のなでしこジャパン。

なぜ、今期のなでしこは
こんなにもチームとして弱いのか?
それには、大きく3つの原因が考えられます。


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(1)相手チームの入念な対策


研究し尽くされたゲームプラン


なでしこは、どうして今回の予選において、
いつもの見事なパス連携の技を発揮できなかったのでしょうか?
その原因として挙げられるのが、
オーストラリアや韓国などの、
相手チームによる研究でした。

具体的には、両サイドバックへのプレスや、
ゾーンディフェンスによって、
"攻めと待ちの守備"を切り替えながら、
とにかく「なでしこにボールを渡さない
一貫したゲームプランで攻めて来ました。

こうしたターゲッティングは、
事前に相当な量のビデオ研究をし、
入念な準備をチームで行ってきた
からこそできるものです。

相手の対策を崩せなかった日本


本来であれば、攻撃の選手があがることで、
相手のゾーンディフェンスの選手の切替えを
混乱させたり、トリッキーな攻めを展開するなど、
隙を生み出す方法はあったはずです。

しかし、日本の選手たちと監督は、
こうした日本チームへの対策をどう崩すか、
試合時間内に答えを見いだせないままでした。

結局なでしこの取った方法は、
ディフェンスを崩す攻めを仕掛けないまま、
バックパスを繰り返すというこれまで通りの戦術
これでは、勝機が掴めなくて当たり前なのです。

(2)なでしこの決定力不足


突破力のあるエースがいない


相手がいかなる戦術や対策で来ようと、
それを卓越したセンスで隙をつき、
個人技でチャンスをものに出来るような
スター選手が一人でもいれば、
ゲームメイクも変わってきます。

ですが、現在のなでしこには
そうした"エース"と呼ばれる選手がいません。
その理由としては..

ベテラン選手の高齢化


大儀見選手、鮫島選手、宮間選手など、
これまで数多くの戦績をあげてきた
ベテラン選手はいますが、
今期の動きにはキレがありませんでした。

さすがに、年齢とともに
スピードやフィジカルの部分が
衰えてきても不思議ではありません。

サッカーにおいて、エースの条件とは、
センスだけではなく、よい判断を
実行に移すことができる体力が
どうしても必要なのです。

若手選手のスターの不在


「なでしこは世代交代が進んでいない」
とかねてから叫ばれてきましたが、
佐々木監督は、ただベテランだけに
出場機会を与えてきた訳ではありません。

2015年のW杯の前から、
若手への世代交代を考えて、
何度も出場のチャンスを与えてきました。
それでも、残念ながら彼らの中に、
レギュラー陣を脅かすような、
光る存在がいませんでした。

すぐには顕在化しない問題でしたが、
このようにベテラン勢が弱体化してきたとき、
チーム全体の力が去年頃から
じわじわと弱くなってきたことを、
コアななでしこファン達は気がついていました。


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精神的なリーダーの不在


キャプテン宮間の焦り


試合の序盤のささいなミスを引きずり、
チームが焦りを落ち着かないまま、
相手に先制され、さらに焦りが加速していく...
そんなシーンを、何度見たことでしょう。

チームスポーツには、
場の流れ」というものを
うまく掴むのが重要です。
それを演出するのは監督ですが、
ピッチの中で選手たちのメンタルを落ち着かせ、
安定させるのがリーダーの役目です。

そういう意味では、やはり
澤穂希選手の引退は、大きな穴だといえます。
後を引き継いだ宮間は、プレッシャーからか
自身も焦りから動きが空回りしてしまい、
チームメイトが頼れる精神的支柱とは
なりえませんでした。

勝ちへのハングリーさがない


個々の選手が出すパスが、
焦りからくるその場しのぎのものばかりで、
意思や戦術といったものが感じられませんでした。

絶対に相手のディフェンスを崩してやる
絶対に逆転してやる

そういった、勝利への貪欲な執着心が、
圧倒的に不足していたように思います。
それが、動きにもあらわれてしまっていました。


このように、
相手からの入念な対策に対して、
それを打ち破ろうという意思や実行力が、
今回のなでしこには足りませんでした。

それぞれのメンバーがやるべきことが
明確ではないので、選手の力が半分も
出せていない状態だったのではないかと
思います。

「弱い」と言われるまでに
戦力が落ちたなでしこジャパンですが、
そうはいっても、選手達は今出来る事を
やり切っての結果だったと思います。
お疲れ様でした!
そして、今後の敗北の原因を反省し、
また新たな「なでしこジャパン」として
あざやかなチーム連携が見られる日を
期待したいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



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