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芳林堂書店の倒産理由となったトラブルの内容がショック...この際思い出語っていいですか? [事件]

芳林堂書店が倒産?
あまりにも突然のことで、
頭が真っ白になってしまいました...!

この記事では、芳林堂書店の倒産の
直接の理由となった、
太平洋社との配送トラブルについて、
なるべくわかりやすくまとめてみたいと思います。

そして最後にちょっとだけ、
思い出語らせてください。。
悲しいです。


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そもそも芳林堂書店の
配送トラブルとは、一体なんだったのでしょうか。

もともとは、芳林堂の公式サイトに掲載された
次の一文から引用されてきたキーワードなんです。

問屋変更にともなうトラブルの為、
 各店とも雑誌、書籍とも新刊・既刊の入荷が止まっており、
 店舗、ホームページでのご注文が
 お受けできない状態になっております

実は2月に店舗が閉店したのは、
なにも芳林堂書店だけではありません。

今月に入って、全国のローカル書店さんたちが
次々に閉店してしまっています。

熊本県熊本市のブツクス書泉店
鹿児島県鹿児島市のひょうたん書店、
茨城県つくば市の友朋堂書店、
愛知県豊橋市のブックランドあいむ...

決して、ただごとではありません。
が、実はこれらの書店の閉店は、
すべて同じトラブルが引き金となっているんです。


この配送トラブルの元凶となったのが、
これらの書店の「取次」業務を行っていた、
太平洋社が、
2月8日に廃業してしまったことです。

ちなみに「取次」業務というのは、
出版社から出された本を
各有名書店へと納品するための
間を「取次」すること。
太平洋社のほかにも、
トーハン日販などの
競合ライバルが存在します。

近年amazonやBookoffなどとの競争により、
書店の数自体が減りつつある書籍小売り業界。

そんな中で、生き残りをかける
トーハンや日販などのライバル取次会社は、
太平洋社のもっている優良書店に対して、
よりよい条件を提示し、
太平洋社の取引先をどんどん
奪い取っていってしまいました。

そのため、太平洋社は本を取次する書店の数を
一気に減らしてしまい、
自主廃業に追い込まれてしまったのです。

実は、こうした太平洋社の危機は、
半年〜1年ほど前から囁かれていたことなんだとか。
ですから、芳林堂書店含む多くの書店が、
事前にライバル取次会社への
乗換を申し込んだのですが...

ここで、太平洋社との間の未払いなどが関係し、
取次先の変更がうまくいきませんでした。
そのことにより、本の取次、すなわち配給が止まってしまった。
これが、芳林堂書店が直面した
配送トラブルの全容です。


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ここからは、ちょっとだけ
芳林堂の思い出を...

芳林堂は都内近郊に
たくさんの店舗がありますが、
わたしがもっぱら親しんでいたのは、
高田馬場にある芳林堂書店でした。

地下と2階にレストラン、
1階にパン屋さんなどが入っていて、
あやしげな換金ショップ等もあったりする、
昭和の香りが残るレトロなビルです。

高田馬場にある芳林堂書店は、
なんというか、独特な匂いがするんですよね。
あの、上へ向かうエスカレーターに乗って、
3階へと上がって行ったときに、
ふわっと芳林堂の匂いがするんです(笑)
たぶん、行った事ある人は
わかってくれるんじゃないかなと...
他の本屋さんではあの匂いしないんです。

マンガや美術書を買いたいときは、
ひたすら最上階まで階段でいくんですよね。
あの階段の途中で、待ちきれずに座り込んで、
一心に雑誌やマンガを読んでいる
小学生をよく見かけました。

芳林堂は各フロアの模様替えも
ときどきやっていて、
3階に突然文房具売場ができたり、
ブースの位置が変わったり。
それでも、店員さんたちがいる
あのカウンター位置だけはいつも固定なんですよね。

なんてことない、普通の接客なんですけど。
特別親切ってこともないですし。
ただ、あのカウンターはなんとなく、
落ち着く感じがありました。
話しかけやすいというか。

わら半紙のような質感の、
あのカーキ色の【HR】の紙袋に、
わたしはずっと小さな頃から、
親しんできたんです。

あまりにも突然のこと、
最後の買い物にすらいけないなんて...!

本当にお疲れ様でした。
いままでありがとうと言いたいです。

そして、ここまでお付き合い頂き、
ありがとうございました。


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